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Godfather

先日、DVDでGodfather三部作すべて観ました。 イタリアはシシリ島出身のマフィア一家に関する映画で、タイトルのGodfatherとは名付け親のこと、という予備知識しかなかったのですが、とても楽しめました。 往年の名作なので、観た方も多いでしょう。大雑把なあらすじは、一家がシシリからアメリカへ渡ってきて、アメリカで頑張って生きていく話です。家族愛や、父性愛がテーマかと思います。 では、英語勉強に使う教材としては、という観点で勝手にレビューしてみます。 まず、一作目はイタリアからアメリカへ渡ってきた移民一世とその子供たちがメインキャストです。したがって、かなり訛りがあります(たぶんイタリア訛り)。英語(米語)の勉強に使えそうなのは、マイケルとその恋人、ケイのしゃべり位でしょうか。二作目以降は、イタリア訛りの登場人物もすくなく、違和感無く英語の勉強に使えると思います。 会話の内容ですが、コメディーや普通のホームドラマとは違うので、多少犯罪にまつわる単語が多い気がします。しかし、会話が大人の会話(チャラチャラとうわついて、ふざけたような会話が少ないと言うこと)なので、勉強の対象としては良いかもしれません。暗喩を用いた話し方がたまに出てくるので、それも楽しめます。二作目、公聴会のシーンで、主人公マイケルがステートメントを読み上げるシーンがあるのですが、言い回しや使う単語に関して、とても勉強になります。 - 今日のフレーズ at the end of the day (最終的には、結局は、結局のところ) これも英語独特の言い回しですが、フレーズの意味するところは分かると思います。こういうのが使えるようになると、会議などでの会話もテンポよく進めることができるので、使えるに越したことはありません。

英語独学を成功させやすい動機と目標

ビジネスパーソンだけが英語を身に付けたいと思っているわけではないでしょうし、業務遂行以外に英語習得の目的があっても、それは至極当たり前だと思います。だから、目指す英語レベルも人それぞれだと思います。しかし、成功しにくい動機や目標もあるので、今回はそのあたりについて書きたいと思います。 想定ケース1 動機;海外旅行に行って自分の英語が通じなかった 目標;日常会話は楽しめるレベル、映画を字幕なしで観れるレベル    実際こういう人は多いと思います。英語の勉強方法教えてくれと(どこまで本気か分かりませんが)相談を持ちかけられたことが今まで数回ありましたが、その多くの理由はこれでした。しかし、私はこのケースは、最も成功しない動機と目標だと考えています。理由は二つです。一つは、動機が軽すぎて、英語力が身に付くほど長時間持続するものではないこと。もう一つは、日常会話を楽しむ、と簡単に考えているようですが、これは相当に高い英会話のレベルを要求されます。軽い動機に、高すぎる目標。しかもその目標の高さを認識していない。このケースで成功したら、それはもう奇跡でしょう。 想定ケース2 動機;海外出張時の会議や学会に対応したい 目標;会議や学会が日本語だったら得られたであろう成果と同様の成果が得られるレベル    業務遂行が目的の人は、こういう方も多いのではないでしょうか。このケースではかなり成功確率は高いと思います。まず、動機がはっきりしており、そして定期的にそのイベントが今後もやってくると思われます。したがって、モチベーションも維持しやすいでしょう。英語を使用する対象イベントが業務と分かっているので、重点的に勉強すべき英語の分野がはっきりします。到達目標もはっきりしており、既に自分がプロフェッショナルな分野であれば、この目標は高すぎるものではありません。特に、会議や学会などは参加前に事前情報がある程度手に入るので、ぶっつけ本番の日常会話よりは格段と扱いやすい対象です。 想定ケース3 動機;始めて受けたTOEICの点に不満 目標;TOEIC 950点    現在のレベルにもよりますが、高校で習う英文法まで分かっていれば、これはかなり実現可能性が高いケースだと思われます。心配な点は、モチベーションが持続...

英語独学のモチベーションを維持する二つのコツ

英語を身につけたいなら一人でアメリカに住めばいい。 そうかもしれないけど、私はそうじゃないと思います。それに、言いのがれをしているみたいなので(例え思っていても)そう言いたくありません。 海外生活経験者のほうが英語が上手な人は多いでしょうが、それは海外に住んでいたのが直接の原因ではないと思います。それに、英語がお世辞にも上手とはいえない海外生活経験者をたくさん知っています。海外生活経験者で英語が堪能な方は、海外に住んでいた→英語が話せないとまずい→努力して勉強した→英語が使えるようになった。というだけだと思います。海外で生活するという環境が、英語勉強の引くに引けない動機になったというだけでしょう。やはり、努力なしには第二言語として英語は話せるようにはならないと思います。 私の良く知る人に大学時代から米国に行った人がいます。ちなみに彼は英語は出来るのですが、本人は今でも自分の英語力にあまり満足していないようです。英語学習について聞くと、彼は英語を身に付けるために在米中に相当の努力をしたと言っていました。そのモチベーションは、アメリカ人の同僚の話についていけないのが辛いから、この一点だったそうです。授業内容は、教科書もあるのですぐに付いていけるようになるらしいのですが、人の輪に入っての会話がなかなかハードルが高いと言っていました。そして彼が取った方法は、テレビを見ながらの学習だったのです。(当時はDVDはまだ無かった。でも米国のテレビは、耳が不自由なヒトのために字幕が付く番組が多い。) 海外生活は勉強のモチベーションを与えてくれるだけで、それそのものが勉強方法ではありません。とはいえ、日本に居ながらにして、英語学習に対し引くに引けない動機を持つことはあまりありません。だったら、日本にいても独学・勉強を継続する工夫をすればよいのです。そのためのコツは、生活パタンを変えてみたり(早起き勉強する、夜決まった時間になると勉強する、など)、部屋のレイアウトを変えてみたり(勉強専用のスペースを作る)などがあります。私は意志が弱いのでその両方(だんだん勉強時間が確保しにくくなってくると、部屋のレイアウトを変えて、なおかつ生活パタンを変える)で、定期的にリフレッシュして対応していました。勉強が生活の一部となったら、それこそモチベーションが枯れても勉強を続けている自分がいる...