まとめて覚える英単語の例

先日、Healthcare reform bill が議会を通過しましたが、今日は、ニュースでもよく聞く国会や法制の単語についてまとめてみました。

先ずは、会議としての国会、Congress ですが、上院と下院区別せずに使える単語です。日本でも国会というと特に衆議院もしくは参議院のことを指しているわけではなく、漠然と立法府もしくはその会議を指しているのと同じです。con-gress なんてスペルなので、pro-gress の対義語が語源かも、なんて思ってしまいます。実際に progress の反対のことばかりやってるようにも見受けられることもあるし。余談ですが、日本の国会はなぜか英語で Diet と言います。

上院と下院は、Senate, House ですが、その単語からはとても上と下なんてイメージは浮かんできません。書き始めは大文字で書くことが多いようです。これは Congress も同じですね。上院議員はそのまま senator ですが、下院議員は representative とか、congressman とか呼ばれます。politician は、政治家と言う意味ですが、どちらかというと政治屋みたいな多少皮肉ったニュアンスを含むことが多いです。

その Congress で話し合われる法案は bill というのが一般的です。law と言うと、既に制定されて法律となったもののことで、Congreess で審議中のものは bill もしくは draft law と言うようです。

行政府である内閣は、Cabinet です。これは日本の内閣もアメリカの内閣も同じ単語を使います。よくメディアで話題になる内閣支持率は、Cabint Approval Rating といいます。そして、行政府のボスは President ですね。日本は大統領制ではなく、首相なので Prime Minister です。英国も Prime Minister ですね。

民主党と共和党は Democratic Party と Republic Party ですが、短く Democrat, Republican と言われることのほうが多いです。それぞれの構成員は、Party member でも良いですし、Democrats, Republicans もよく使われます。

社会主義は Socialism 、共産主義は Communism です。二つともアメリカでは法律上禁止されているので、アメリカには社会党や共産党という政党がありません。日本には Communism Party があるんだ、なんて説明するとアメリカ人には驚かれます。ちなみに、民主主義は democracy で、資本主義は capitalism です。日本や米国の根本的な統治構造、議会制民主主義は、そのまま representative democracy とか、parliamentary democracy と言います。

まとめて覚える単語の例、いかがだったでしょうか。単語の覚え方は以前も紹介しましたが、一つ知らない単語を覚える時にまとめて同じ分野の単語を一度チェックしておくと、語彙力が爆発的に増えます。(記憶のメカニズムから攻める英単語の覚え方

- 今日のフレーズ
An object in motion tends to stay in motion with the same speed and in the same direction.
ニュートン力学(Newtonian)の慣性の法則を説明した文『外力が加わらなければ、静止している物体は静止状態を維持し、動いている物体はその等速直線運動を維持する』の後半部分です。こういう法則も、law と呼ばれますね。

コメント

このブログの人気の投稿

大人より子供のほうが英語の習得が早い?

数字の読み方

独学でやる発音習得はどうするか?(その1、勉強法編)

英語独学のモチベーションを維持する二つのコツ

外国語勉強の副産物とは?

記憶のメカニズムから攻める英単語の覚え方