数字の読み方

英語で数字をどう読むかは恐らく中学生の時に習ったと思いますが、英語圏の人と話をすると分かるように我々が学校で習ったように“正式な”方法で読まないことが多いです。特にホテルの部屋番号や、高速道路の番号、住所の番地、年号など、数学や金額説明以外の目的で三桁以上の数字を読む時に顕著です。たとえば、"101" は "One hundred one" と習ったと思いますが、実際に英語圏に住む人はほぼ間違いなく "One-O-one" と読んできます。"120" や "121" も、"One twenty" や "One twenty-one" と読まれることが殆ど。年号も、"2010" は "Twenty Ten" だし、"1945" も "Nineteen Forty-five" です。おおまかなルールとして、四桁は二つの二桁で読んでいるようです。恐らく例外は、"2001" や "2100" などで、 "Two thousand One" や "Twenty-one hundred" と読まれています。

正式な読み方でも、千を超える数字は初めは読みにくいと思います。英語では三桁ごとに、日本語では四桁ごとに呼び名が変わるためです。日本語では一万ですが、英語ではten thousandになります。それ以後も、10万がhundred thousandで、100万が、one millionです(要するに、millionはthousand thousandなのですが、それを新しい単位としてmillionと言うわけです。三桁ごとに呼び名が変わるといった意味は、これです。逆に日本語は四桁ごとに呼び方が変わります。1000万の一桁上は、一万万ではなくて、一億ですね。)。なお、口語では1000のことをgrandということがあります。例えば、5,000が、five grandsと呼ばれたりします。

逆に、小数点以下の数字は日本語と同じでそのまま数字を一つずつ言います。3.14は、three point one fourであって、three point fourteenではありません(通じはするでしょうが、非常に紛らわしいですね、これ)。

また数学や物理化学で使う乗数は、to the power ofと読みます。例えば10の二乗は、ten to the power of twoと読みます。人によってはpowerを省略して、ten to the secondと読む人もいます。

発音的な面では、teenが付く数字、たとえば13と30などの紛らわしいペアがあります。これらを聞き分けるコツは、アクセントの位置です。thirteenは、後半のteenの部分にアクセントがあり、thirtyは、前半にアクセントがあります。その他のteenが付く数字も同じです。このアクセントの場所に気をつけて話せば、ほとんど分かってくれます(逆にアクセントを間違うと、ほぼ間違いなく誤解される)。


- 今日のフレーズ
I will keep eyes on this. (気にかけておきます)
keep eyes onは、その語が意味する通り、対象の物事を見張っておくという口語的表現です。

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