英語のスピードに注目したリスニングとスピーキングのコツ

話すスピードもまねる理由
スピーキングの練習を説明した際、話すスピードも真似る対象だと説明しました。(独学でやる発音習得はどうするか?(その1、勉強法編))理由の一つは、話すのが遅すぎると相手に伝わりにくいからです。発音や文法を気にして話すと、はじめのうちは遅くなりがちです。しかし、ただでさえ native の発音とはちょっと違う発音で話し、なおかつ話すテンポも遅すぎじゃ、非常に聞き取りづらいということです。

話すスピードを真似るもう一つの理由は、スピーキング練習を解してnative の話すスピードとリズムを把握するためです。このことは、リスニングの力に大きく関わってきます。特にアメリカ英語は、単語間の音が滑らかに繋がっていることが多いため、これに慣れる為にもスピードとテンポは意識して練習する必要があります。

英語のスピードの特徴と、それにあわせたリスニングのコツ
英語を聞いていると、話始めが早口なことに気づくと思います。英語は文法上、文の冒頭に重要な語句が来て、そこで主語、動詞、時制、否定文か肯定文か、などが決定されます。したがって、文頭を聞き逃すのは、英語を理解する上で致命的です。ではなぜ、話始めが早口なのでしょう?恐らくその答えは、文頭は大体どんなケースにおいても使われる単語が限られているため、話し(聞き)慣れている、からだと思います。I am, I was, I wasn't, I'm not, Do you, Do I, Did you, Did I, Would you... 続けるとキリがありませんが、少数のパタンに固定されています。英語では日本語のように主語を省略する風習がない(まれに成句などでは省略されていると思われるものもありますが)ことと、一般動詞の中にも良く使われる動詞が存在することも、文頭の早口に一役買っていると思われます。しかし文頭さえ聞き逃さなければ、文の重要な情報は理解したも同様です。加えて、文の後半はそんなに早口ではありません。極端ですが、話始めに全神経を集中すれば、聞き取りは比較的楽に行えるようになると思います。

- 今日のフレーズ
Best regards,
あえて訳すならば、敬具、でしょうか。手紙や、e-mail の最後に書きます。Dear で始まって、Best regards, で終わる、ゆるいルールがあるような気がします。日本語の拝啓と敬具は常にセットですが、そこまで強いルールではないようです。ちなみに、Dear も Best regards, も、かなり丁寧な表現です。

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