英語で会議の心構え


最近またちょこちょこ仕事で英語を使うことがあるので、そのときに感じた第二言語として英語を話す我々にとって有用と思われる点をいくつか書き留めてみる。

大きな声で話す
これはもう必須事項。完璧じゃない発音で、声が小さかったら相手はとても理解しにくい。自分が逆の立場になったら、と考えてみよう。

完璧である必要はない(特に英語そのものについては
それぞれのプロフェッショナルな知識について間違いが多いと問題だが、英語の発音が多少間違えていても気にすることはない。English nativeではないあなたに、誰も完璧な英語なんて期待していない。
考えてもみよう、central american, south americanの英語は完璧じゃないし、中国人、韓国人の英語も然り。インド人も、文法こそはおそらく完璧だが、強い訛りがあるマシンガンのような話し方。continental europeの人たちも英語は上手ではない。さらに言うならば、アメリカ人の英語も文法は時々間違えている。誰も完璧な英語なんて話していないのだ。

発言タイミングを遠慮しない
遠慮せずに相手の議論にカットインしよう。日本では、これは失礼だとする向きが多いが、英語圏ではそうでもないようだ。むしろ相手の発言が終わって5秒ほど誰も発言しないのを見計うまでは口を開かない、というスタイルでは、いつまでたっても発言できないはずだ。この口を入れるタイミングは、はじめはなかなか難しいが、慣れるしかない。

相手に興味を持つ
これは日本でのコミュニケーションでもそうだが、欧米人とのコミュニケーションではこの重要性を感じることが多い。話を持たせる技法、ではないが、自分と相手の共通点や相違点を探しまくって、話題を探す。よく欧米人が自然にやっていると思う。挨拶したかと思えば、出身はどこだ、いつここに来たか、時差は感じるか、ご飯はどこに行ったか、いつどこの飛行機に乗る予定か、ホテルはどこに滞在しているか、それこそ質問の応酬で、これは別にプライバシーを侵害しようとしているわけではなく、相手に興味があることを示す礼儀のようなものだと私はとらえている。そして共通点があれば、そこから話を広げる、といった風に話題を盛り上げていく。この手の話し方を嫌いな人もいるだろうが、これは好き嫌いではなくコミュニケーション時のマナーだと私は思う。日本人間だって、話の間が持たないときに、今日は天気が悪いですねぇとか、話すわけで、その発展版と思えば、心理的ハードルも低い。ただやはり、英語圏では天気や時事の話ではなく相手個人についての質問が多いので、これは単なる話の間を埋める技法というより相手への興味を示すことにも意味があるのだと理解している。

結局のところ
結局のところ、英語もコミュニケーションツールにすぎず、必要なのは相手とコミュニケーションを何としても取りたいという心の底からわき出るモチベーションである。それがあれば、上記のどれも簡単に身につく。(もちろん相手が話す内容が分かるという、最低限の英語力は前提)

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