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4月, 2010の投稿を表示しています

人気記事は?

開設以来二ヶ月が経ちました。 アクセス集計からみた、これまでの人気記事をまとめてみようと思います。 1.  独学でやる発音習得はどうするか? (その1、勉強法編)(2010/3/19の記事) 2.  ジオスが破産したいま思うこと  (2010/4/21の記事) 3.  数字の読み方  (2010/4/13の記事) 4.  記憶のメカニズムから攻める英単語の覚え方  (2010/3/4の記事) 5.  TOEICと英語力って?  (2010/3/11の記事) 記事を公開してからの日数の違いを勘案すると、圧倒的にジオスの記事が読まれていることになります。書いている人として悲しいのは、勉強法ブログ(と思って書いている)なのに勉強法の記事があまり読まれていないことでした。勉強法より、数字の読み方、などのすぐに知りたいことの答えが書いてある記事のほうがアクセスが多いようです。一位の発音習得方法は、記事投稿からの日数が長いですが、安定してアクセスがあります。独学での発音習得に興味を持っている方が多いのでしょうか。 ちなみに、勉強法関連で一番読んで欲しかった記事、 勉強には、精読的方法と乱読的方法の双方を組み入れよう  (2010/3/1の記事)は、遥か下方の14位でした。 また、勉強法以外の記事で一番読んで欲しかった、 外国語勉強の副産物とは?  (2010/4/19の記事)は、15位でした。 これからも頑張ってよりよい記事を書いていこうと思いますので、ごひいきに。 - 今日のフレーズ ASAP (= as soon as possible), FYI (= for your information), EOB (= end of business), BYOB (= bring your own bottle), RSVP (= Répondez s'il vous plaît) メールや短い手紙でよく使われる略語です。EOBは、Please send it out by EOB Tuesday. みたいに使われます。BYOBはカジュアルなパーティーの招待状によく書かれていて、自分で飲む飲み物は自分で持ってきてね、と言う意味です。一番最後の奴はそもそも英語じゃないけど、(パーティーや、会社内のアクティビティーなどに参加か不参加か

独学でやるリーディングの鍛え方はどうするか?

以前、DVDを使った英語勉強の方法とコツを書きました( 勉強には~ )。この勉強法は、会話と発音のトレーニングが第一の目的です。しかし、基本的にセリフを聞きながら英語字幕を目で追う方法なので、リーディングもある程度鍛えられます。やっているとすぐに気づくと思いますが、映画の字幕はギリギリ読めるくらいの時間間隔で切り替わります(はじめのうちは、読むのが追いつかずに一時停止を入れることが頻繁にあると思います)。この状態で勉強をやっていると、自然と読む速度も鍛えられます。発音やリスニングの能力よりも、この読む早さの向上が一番はじめに現れる学習効果かもしれません。 読む早さそのものは、これで十分鍛えられると思います。ただ、映画やドラマのセリフは単純な文が多いです。TOEIC等のテストや仕事の書類では、もうちょっと複雑な文から構成された文章が多いと思います。だから、そういう文をたまには読んで読む力を付けたいものです。 では、そういう文をどこから持ってくるか。 海外の雑誌を読むのもいいと思います。お金をかけずに手っ取り早くならば、ネット上の記事で十分読み応えがあるのがすぐに見付かります。私は、各種ニュースサイトや、投資や経済関係に特化したサイトを読むことが多いです。たまに海外の雑誌を購入しますが(殆どは投資や経済、ビジネス関係の雑誌)、英語を勉強する目的ならば売られている雑誌の記事もウェブ上の記事も同じようなものです。(パッと見のレイアウトやデザインは、さすがに売られている雑誌のほうが綺麗にまとまってはいますが。) 雑誌とは逆に洋書はあまりお勧めしません。理由は、雑誌やウェブ上の記事と違って、本は読み捨ての情報ではないからです。だからそもそも、早読みをしようというモチベーションが働きません。これは、和書でも洋書でも同じことが言えると思います。私は、(雑誌じゃなくて)本を読む際は早読みせずにゆっくり読む性質なので…。 読む力を鍛えるために記事を読んだら、一つやってみてもらいたいことがあります。それは、読んだ後に要点を書き出してリストすることです。この要点リストはもちろん英語のほうが好ましいですが、日本語でも構いません。それを手に再度ゆっくり記事を読み返して、自分が本当に要点を掴むことができていたかを確認してみてください。この要点把握のチェックまでが勉強法のセット

Fantastic Mr. Fox

日本では公開されていませんが、表題の映画を観る機会がありました。アメリカでは2009年に公開されています。 原作は同名の本で、映画化にあたり声優に Meryl Streep と George Clooney が起用されています。現時点では日本公開は決定していないと思いますが、公開される際は誰が声優に起用されるのかちょっと楽しみです。 数ある動物たちの中で、なぜ主役がキツネなのか、はじめはわかりませんでした。が、ストーリーの内容とともに映画後半になると主役自らのセリフで明らかになります。なるほど、この内容だったら主役はキツネ以外にはありえない、とその時腑に落ちました。キツネに対するイメージというのは、日本でもアメリカでも似たようなもののようです。 英語学習の観点からみると、あまり使えないかもしれません。理由の一つは、動物に対してしか使わない単語がちらほら出てくる(cub や flock など、対象が人ならあまり使わない単語)。さらには、the cuss が、いちいちセリフに入ってくる(これは、the fuck, the hell などの婉曲だと思う。子供も観る映画なので、汚いセリフを抑えているのかな)。そしてなにより、映画での登場キャラクターは全部動物なので、セリフを言う時の口に注目しても全く勉強にならない。 英語の理解のしやすさは、普通レベルだと思います。会話が多く早口なキャラクターが多いですが、難しい単語が少ないので聞き取れないことはないでしょう。 英語学習に使うには多少難がありそうな映画でしたが、清清しくて面白い映画でした。日本で興行しても人気出ると思います。それにしてもこの主役の父さんキツネ、いちいち言うこともやることもかっこよすぎる。 - 今日のフレーズ Give us another toast. (スピーチもっかいやってよ) toastとは、短い(祝いや祝杯の)スピーチのことです。似たような言い回しで、映画の中でも使われていました。

ジオスが破産したいま思うこと

もう英会話スクールは流行らないのだろうか。(参考記事; 英会話のジオスが破綻 ) この記事を見て思い出した。実は私は、英会話スクールに通ったことがある(ジオスではない)。非常に短期間だった。実際にクラスに行ったのは二回だけだったと思う。それ以降、行かなくなった。お試しキャンペーン等だったわけではない。正規の料金払って、それで二回行って辞めた。より正確な表現をすると単に行かなくなった。この二回だけ通った英会話スクールは、今でも存在している某有名英会話学校。私の身の回りではここが一番評判が良かったし、世間一般でもたぶんそうだろう。(一番評判が悪かったのは、現在は経営破たんしているNでした) スクールに行かなくなったのは、行き続けても英語力が向上するとは思えなかったからだ。私はこれをスクールのせいにするつもりはないし、ましてや先生のせいにするつもりはない。このスクールの企業としてのシステムを詳しくは知らないが、少なくともここの先生は人に教えるための方法をトレーニングされている(に違いない)とすぐに感じた。単に英語を母語として話せるから雇われている、というようには見えなかった。ただやはり、何だこんなものか、これじゃ特筆するほど英語力は伸びないのではないか、と感じたのだ。 ちなみに私が取ったコースは、マンツーマンの個人指導コースだったのだ(当時、一番良いコースだったと思う)。それにもかかわらず、なぜそう感じたのか?いや、感じたことを正確に書くと、この授業を受ける「だけ」では、牛歩ペースでしか英語力は上がらない、と実感したのだ。英語力を伸ばすには、授業「だけ」では全く持って足りない。しっかりとした復習が必要だと悟ったのだ。これは毎日授業を受けても同じだろう。復習なくしては身に付かないし、(私の)脳は覚えてくれない。だったらそれは、ほぼ毎日、家で英語の勉強をやることと同じだ。 そこから先の思考は驚くほど早かった。 何だ、俺もう毎日勉強やってるよ → スクール辞めよ。 英会話のスクールの受講者は、ほぼ間違いなく英語が下手だ。だから、受講者同士仲良くなっても、それはあなたの英語力の向上には寄与してくれない。ソーシャル上の良い影響(勉強を継続できるよう励ます、勉強法の模索など)を否定はしないが、私はそれを求めていなかった。うん、それもあってか、私はマンツーマンコース

外国語勉強の副産物とは?

言語はその言語で扱われるコンテンツを得るためのインターフェースであり、端的に言えばそのコンテンツに興味や必要性がなければ、新しい言語を習得する理由は趣味以外にない。そして逆に、言語を習得する過程で、その言語で扱われるコンテンツに嫌でも触れることになる(たとえコンテンツに興味がなくて、語学を趣味で勉強していても)。 言語を勉強する際、例文や会話を基にして学ぶことが殆どだ。辞書の単語だけを覚えても、その言語を使えるようにはならないからだ。そして勉強に使用する例文や会話は、その言語圏の文化を背景としていることが多い。特に長文教材には、その言語圏の文化や風習、ビジネス習慣が垣間見えるものが多い。つまりあなたは、言語を学ぶ過程で、その言語圏の文化も習っているのだ。(私は、背景として文化を理解しておくことは言語をマスターする上でも非常に重要であると思っている。) つまり、外国語を学ぶことは異文化に触れるという側面がある。英語学習は英語圏の文化に触れ、その価値観も学ぶと言うことだ。その勉強がたとえTOEIC対策の勉強だったとしても、この側面は常に存在する(TOEICには会話と長文読解が多いので、その端々で英語圏の、特にビジネス習慣に触れることになる)。 言語を学び始めた初期段階では、その言語を介して触れる新しい文化に対して違和感を覚えることもあるだろう。酷い時は、その文化や価値観は到底受け入れることは出来ないと感じることもあると思う。しかし不思議なもので、慣れてくると、ああそんなものか、と思うようになる。繰り返し触れることで、あなたの中の異文化に対する許容度が上がっているのだ。言語を習得する過程で、人は異文化に対してopen mindになり、より国際的に、よりマルチカルチャー的に、そしてよりリベラルな考え方をするようになる。結構当たっていると思うので、ちょっとあなたの身近な人を考えてみて欲しい。外国語を勉強している人のほうがそうでない人より、上記のような特性があるのではないか?ちなみに、これは言語習得のすばらしい副産物だと私は思っている。そしてこれは恐らく、外国語を学ぶ日本人についてだけ言える特徴ではない。 長期海外旅行やホームステイ、海外勤務でアメリカに住んだことがある方は、以下のことに対して思い当たることがあるかもしれない。ほぼ全てのアメリカ人は、英語という国

数字の読み方

英語で数字をどう読むかは恐らく中学生の時に習ったと思いますが、英語圏の人と話をすると分かるように我々が学校で習ったように“正式な”方法で読まないことが多いです。特にホテルの部屋番号や、高速道路の番号、住所の番地、年号など、数学や金額説明以外の目的で三桁以上の数字を読む時に顕著です。たとえば、"101" は "One hundred one" と習ったと思いますが、実際に英語圏に住む人はほぼ間違いなく "One-O-one" と読んできます。"120" や "121" も、"One twenty" や "One twenty-one" と読まれることが殆ど。年号も、"2010" は "Twenty Ten" だし、"1945" も "Nineteen Forty-five" です。おおまかなルールとして、四桁は二つの二桁で読んでいるようです。恐らく例外は、"2001" や "2100" などで、 "Two thousand One" や "Twenty-one hundred" と読まれています。 正式な読み方でも、千を超える数字は初めは読みにくいと思います。英語では三桁ごとに、日本語では四桁ごとに呼び名が変わるためです。日本語では一万ですが、英語ではten thousandになります。それ以後も、10万がhundred thousandで、100万が、one millionです(要するに、millionはthousand thousandなのですが、それを新しい単位としてmillionと言うわけです。三桁ごとに呼び名が変わるといった意味は、これです。逆に日本語は四桁ごとに呼び方が変わります。1000万の一桁上は、一万万ではなくて、一億ですね。)。なお、口語では1000のことをgrandということがあります。例えば、5,000が、five grandsと呼ばれたりします。 逆に、小数点以下の数字は日本語と同じでそのまま数字を一つずつ言います。3.14は、three

英語のニュアンスについて

昔を振り返ると… 大学受験レベルだったら分かるんだけど、ニュアンスがわかんないんだよね、英語。大学生の頃の私は、そう思っていました。では、ニュアンスが分からないと言うのは何が分からないのか? ひとことで言うと、ニュアンスが分からないと言っていた私は、何が分かっていないか分かっていなかったと思う。もっと言うと、何も分かっていなかったのだと思う。そもそも言語であるかぎりは、様々なニュアンス含ませるための構文、単語、話法が存在する。たとえ微妙な違いであれ、それを分からず(分かろうとせず - 受験上重要じゃないから)似た文章を全部同じ意味として理解しているならば、コミュニケーションツールとしての英語を何にも理解していないに等しい。ところが英語できないとは言いたくないわけだ。大学受験レベルと言うと過去完了、仮定法過去、関係代名詞、それに割と難しい単語も頑張って覚えたのだ。そういうちっぽけなプライドを保つため分からないとは言えず、“ニュアンスが”分からない、と言っていたのだと思う。 そして現在の私が感じること スケールの小ささは今でも変わってないのだろうが、社会人になりコミュニケーションツールとしての英語を本格的に勉強するようになって、一つ分かったことがある。それは、知れば知るほど自分は知らないと思わせられる、ということだ。不思議だ。まだ学生の頃、全然勉強してないよー、なんて言う奴に限って、実はちゃんと努力していたのではないだろうか(謙遜もあるだろうが)。このような人に限って、テストで良い点取っていた気もする。 さて、謙遜でもなく、私が実は努力していると暗に言いたいわけでもないのだが、このニュアンスといわれるモノ、結構難しい。対面の場合は語調と表情、身振り手振りで相手がどのようなニュアンスを言外に含めているのか察しが付き、大きく誤解することは無い。ところがこれが文章となると、突然ハードルが上がる。メールなどでも相手が自分の提案に興味があるのか無いのか、はっきりとわからない場合があるのだ(たいていこういう時は mild rejection なのだが)。そういうわけで、今でも私は自分が書き手の場合になるとニュアンスに相当な気を使う。 ニュアンスを理解するために 高校では、would や could などの助動詞の過去が控えめで丁寧な表現であると習った。し

まとめて覚える英単語の例

先日、Healthcare reform bill が議会を通過しましたが、今日は、ニュースでもよく聞く国会や法制の単語についてまとめてみました。 先ずは、会議としての国会、Congress ですが、上院と下院区別せずに使える単語です。日本でも国会というと特に衆議院もしくは参議院のことを指しているわけではなく、漠然と立法府もしくはその会議を指しているのと同じです。con-gress なんてスペルなので、pro-gress の対義語が語源かも、なんて思ってしまいます。実際に progress の反対のことばかりやってるようにも見受けられることもあるし。余談ですが、日本の国会はなぜか英語で Diet と言います。 上院と下院は、Senate, House ですが、その単語からはとても上と下なんてイメージは浮かんできません。書き始めは大文字で書くことが多いようです。これは Congress も同じですね。上院議員はそのまま senator ですが、下院議員は representative とか、congressman とか呼ばれます。politician は、政治家と言う意味ですが、どちらかというと政治屋みたいな多少皮肉ったニュアンスを含むことが多いです。 その Congress で話し合われる法案は bill というのが一般的です。law と言うと、既に制定されて法律となったもののことで、Congreess で審議中のものは bill もしくは draft law と言うようです。 行政府である内閣は、Cabinet です。これは日本の内閣もアメリカの内閣も同じ単語を使います。よくメディアで話題になる内閣支持率は、Cabint Approval Rating といいます。そして、行政府のボスは President ですね。日本は大統領制ではなく、首相なので Prime Minister です。英国も Prime Minister ですね。 民主党と共和党は Democratic Party と Republic Party ですが、短く Democrat, Republican と言われることのほうが多いです。それぞれの構成員は、Party member でも良いですし、Democrats, Republicans もよく使われます。 社会主義は